「引越しのサカイ」オリジナルの段ボール箱を使ってみて
通算10回目を数えた今回の我が家の引越しでは、前回(約10年前)に引き続き「引越しのサカイ」さんにお世話になりました。
おかげで前回に引き続き、パンダさんキャラが大きく印刷されたダンボール箱と再会することになった訳ですが、さすが10年前と今回では仕様やデザイン、サービス内容などの面でちょっとした変化も見受けられました。
その1:無料の段ボール箱が大小2サイズ展開になった
10年前はほぼ立方体スタイルのワンサイズだけだった、サカイオリジナルの段ボール箱が、今回ではより大きめの直方体サイズが追加になっていました。
立方体タイプだけでもまずまずの収納量だったので前回のときも特に不満は無かったのですが、今回は箱が大小2種類そろったおかげで使い分けしやすくなった点は良かったと思います。
ただ、この直方体タイプ、なかなか頼りがいのある大きさと見えたのですが、実際にはウチの28cm径の大型フライパンなどは箱の長手方向にも対角(斜め)にも収まりきらず『惜しい!』という思いが残りました。品物によってはもっと大きめの箱を自前で用意する必要がありますね。
デザイン面では10年前とほとんど変わらず、パンダさんキャラや品目書き込み欄などの基本的な要素は同じ。ただ今回は別の面に"マイスタークオリティー"なる文言の入ったエンブレム風の柄があしらわれており、ちょっぴりおしゃれ度もアップしたかな?
その2:シューズボックスの無料サービスが登場した
下駄箱の中身をそっくり移し替えて運ぶという、手間要らずのサービスはアートさんだったか他の引越し業者のほうが早かったように記憶しておりますが(間違っていたらごめんなさい)、サカイさんでもいつの間にか導入されてことは今回初めて知りました。
とかく引越し前の荷造り作業では、台所や居間や寝室といったスペースの荷物を急いで詰め込むことにばかり夢中になって、下駄箱の中身とか玄関周りは後回しになりがちです。
でも、靴という品物も他の家財道具に負けず意外とかさばるし、少人数家族でも結構たくさんあるものですから、こうした簡易ボックスが2箱まで無料で利用でき、移し替えまで作業員のお兄さん方がやってくれるというのですからこれほど楽なことはありません。
ただ・・・私自身は引越し当日も最後の荷造りやら掃除やらで忙しかったので、実際にこの青い縦型シューズボックスを目にする機会はありませんでした。(搬入が済んでふと気がつくと、新居の下駄箱の上に家族分の靴の箱が積み上げられていた・・・という感じです)
その3:ハンガー掛けの衣類運搬用ボックスも無料で利用できるようになった
クローゼットなどのハンガーバーに掛けていた衣類も、ハンガーごとそっくり運べる「ハンガーケース」なるものも今回導入されていました。
これも当日の慌しさにかまけて直接目にすることなく持ち帰られてしまいました。もっともウチにとってはこうした簡易ケースの無料貸し出しサービスだけでなく、タンスや衣装ケースの引き出しの中身を出さずにそのまま持ち運んでもらえるようになったのも荷造りの手間が省けて大いに助かったと思っています。
その4:使用後のダンボールの引き取りが有料になった
嵐のような大移動で活躍したパンダさん柄のダンボールは、新居で開梱作業が進み不要になったらサカイさんに引き取ってもらえる、という点は前回も同じでしたが、今回は無料ではなく、1回に付き税別1,000円 (税込1,080円)の有料サービス扱いとなっていました。
ただ、その引き取りを依頼できるのは引越しが終わってから何日まで・・・などといった期間限定ではない上に、サカイオリジナル以外の不要なダンボール箱も一緒に持っていってもらえるという点はうれしいポイントでした。
作業員のリーダー格のお兄さんが「たとえ半年後でも、3年後でも構わないんですよ」と笑ってアドバイスしてくれましたが、せっかちな一家はなるべく早いとこ片付けて狭い新居の中を広く使いたい気持ちと、一回ですべての不要ダンボールを持って行ってもらいたいという一心から、急ピッチで開梱と収納場所の振り分けを進めました。
空いた箱を解体しては畳んで臨時の仮置きスペースにどんどん積み上げたり立て掛けたりしているうちに、一帯が窮屈になってきたことからベランダの空いた片隅に移すことを決意。数枚ずつ重ねて持ちやすいように紐でくくり、大きめのビニール袋に入れてベランダまで運び出し、さらにその上からもう一枚大きなビニール袋を被せてガムテープで留めるなどホコリと雨水の侵入対策を厳重に施した上で、引き取りの日まで軒下で保管することになりました。
こうして引越しから2か月くらいでほとんどの箱が片付き、晴れて引き取りをお願いできるまでに。ただその連絡をした日がちょうど年末の引越し繁忙期ですぐには作業員が来られず、実際は1週間ほど後に決定。
さて、いよいよ当日の朝。担当の作業員がやって来る前に、ベランダに置いていたダンボールの山からビニール袋を全て取り外し、玄関まで運び出すという引越し以来の力仕事に取り組むことに。やがて玄関の上がり口の前はもう誰が来てもそれ以上入っては来られまいと思われるほどの分厚く大きな板紙の砦のような異様な光景と化しました。 訪れた作業員は一人だけで、あれほどの量でも嫌な顔をせず快く引き受けてくれましたがさすがに手持ちの台車を使っても一度では運べず何度か往復しなければならなかったようです。・・・本当にお疲れ様でした。
こうして前回の引越しに引き続き今回もしっかりお世話になったサカイさんオリジナルのダンボール箱ですが、品目によってはそれ以外の大きさの箱ももちろん使用しました。その時重宝したタイプの箱についてはこちらの記事にまとめてありますので、少しでも参考にして頂ければ嬉しいです。