暮らしなもん

衣・食・住で日々出会う品々とのおつきあい帳

洗浄力もいいけと脱水力も大切です 高速脱水機びいき

かれこれ十数年ほど前から、

我が家のお洗濯生活に欠かせなくなったアイテムのひとつが、

こちらの・・・

 

ソメラブランド時代の高速脱水機、正面から見たスタイル


高速脱水機です。 

 

脱水中のソメラマシン

 

 

我が国の大手家電メーカーの洗濯機は、洗浄力の強さ・確かさを中心とした機能性をアピールするものがほとんどです。

 

しかし、日々洗濯に携わる者として、洗濯機には汚れを落とすための水流の強さとか洗剤の入れやすさとかいったことと同様かそれ以上に、脱水力も大切と考えております。

 

洗い終わってキレイになった衣類やタオル類は、すすぎの後にも繊維の間に残る水気をもはや必要としていません。 

 

そこで洗濯機にあらかじめ備わっている脱水機能の助けを借りるわけですが・・・我が家の全自動洗濯機が二十年ものの古手なのもあってか、回転音の大きさの割には、なかなか望むような水切り効果が得られず、部屋干しだけでなく外干しのときでも、乾くまでに結構な時間がかかっておりました。

 

そんな中、ネットで脱水専用のマシンがあることを知り、いろいろ検討した結果、当時「SOMERA(ソメラ)」という聞き慣れぬ海外ブランド名で出回っていた高速脱水機(上写真)を購入。 ソメラの前身は確かトーマスという社名で販売されていたように記憶しています。

 

ソメラとの出会い

ショップの広告文や口コミどおり脱水力は実に確かで、部屋干しで除湿機を使って乾かすにも、外干しで日差しと風に任せるにも、それまでより大幅に早く乾かせるようになりました。

 

こんなに便利なマシンを、どうして我が国の大手家電メーカーは作らないのか・・・さらに細かな部分でもっと使い勝手を高めた製品が国産品として出てもいいのでは・・・とずっと待ちながらソメラ製を使い続けること7年。

 

思っていたより長く持ったものの、さすがに経年劣化であちこち傷んできたのか、レバーを思い切り押し当てても回転を始めないことも多くなり、ついに買い替えを決意。 2018年のことでした。

 

アルミスとの出会い

ネットで探してみると、すでに「ソメラ」ブランドでの同等品は既に無く、代わりに「アルミス(ALUMIS)」の社名でほぼ同じ構造・サイズ・価格帯の高速脱水機が受け継がれているようでした。

ソメラに比べると

  • 円筒形ボディの外側がステンレスからホワイト塗装になった
  • 上フタが半透明になった
  • 5分で自動OFFタイマーが付いた
  • 水受けバケツのおまけも付いた

といった変更や改良が為されたのに加え、「ソメラ」モデル以来の長年の愛用者の間からも、こちらのアルミスモデルのほうが運転音が静かになった等々、レビュー評価も概ね良好。

 

家族とも相談してまあ良かろうということで、楽天のなでしこスタイルさん経由で注文して届いたのがこちら。

 

アルミス脱水機本体、付属品の内ぶた2枚、バケツ、そして外箱

アルミス脱水機本体、付属品の内ぶた2枚、バケツ、そして外箱

 

左ソメラ、右アルミスを並べてみました

左ソメラ、右アルミスを並べてみました

 

 

 

ソメラのドラム内

ソメラのドラム内

ソメラに付属の内ぶた

ソメラ付属の内ぶた

 

アルミスのドラム内

アルミスのドラム内

 

アルミスの上ぶたと操作レバー

アルミスの上ぶたと操作レバー



アルミス付属のバケツ

アルミス付属のバケツ

 

アルミスで脱水中の図

アルミスで脱水中の図

アルミスにして約3年経った現在

脱水開始から5分で切れるタイマーとか、専用バケツまでは必要ないかな?と思っていましたが、実際使ってみるとどちらもあると便利でした。

 

評判どおり、運転音もソメラに比べればかなり控えめになっており、始動前の洗濯物の詰め方を間違って片寄りが生じてしまったときを除いてはほぼ静かに回ってくれています。

 

2022年3月現在、未だ日本の家電メーカーさん各社はこういう機械に関心が無いのか、それとも他に何か技術的に不都合なことでもあるのか、これを凌ぐような脱水専用機を世に送り出そうとする気配は無いようです・・・。

 

古いソメラモデルの廃棄処分

さて、それまで活躍してくれた「ソメラ」モデルについては、スムーズに始動しにくくなったとは言えまだ何とかかろうじて使える状態にあったので、後輩の「アルミス」モデルに万一初期不良とか不備があった場合の予備としてしばらく捨てずに保管していました。

 

しかし、アルミスモデルがこれといった不調もなく働いてくれており、巨大なステンレスのごみ箱並みに場所を取るソメラをこれ以上押入れに仕舞ったままにすることもなかろう・・・ということで、ついに地元自治体の有料収集サービスを利用して処分することにしました。

 

電化製品ではありますが「洗濯機」ではないので、処分にリサイクル料金等々はかからず、大型ごみの扱いになるようです。 筆者の自治体では最低料金はおよそ二千円弱から、という決まりになっています。

 

ただ事前予約で電話をした際、担当の方々は高速脱水機なるものがどういうものかご存じなかったようで、いろいろと説明が必要でしたが、結果的には最低料金からそれほど遠くない値段で引き取ってもらえることになりました。

 

後は、指定された日時までに、建物一階の正面玄関まで持ち運んでおき、居室に戻って担当者が巡回してくるのを待ちます。担当者が訪れたらまた一階まで降りて処分する品目を確認し、事前に約束していた料金を支払う・・・という手順で、長年お世話になったソメラモデルとさよならしたのでした。