カーテンレールを活かす部屋干しハンガー研究
以下の写真は2018年の3月頃に撮影した、新居の窓辺の様子です。真冬の寒さもゆるみ、久しぶりに朝から晴れて洗濯物の外干し日和・・・かと思ったら、春の嵐に何もかもめくれ上がって吹き飛びそうな勢いなので早々に取り込み、エアコンの真下で部屋干しに転じたところ。
窓辺に差し込む明るい日差しを見れば、何とももったいない気がしますが。
ところでこうした急な部屋干しの必要に迫られたとき、ハンガー掛けの洗濯物を引っ掛けるのに何かと役に立つ・・・と言うか、ついつい使ってしまうのがカーテンレール。 季節にもよりますが、真上にエアコンが付いていれば除湿乾燥機を使うより乾きが早いことも多いので重宝します。
ただ、二本使いのカーテンレールでも思ったほど奥行きがないため、どうしてもハンガーが斜めにしか掛からず、シャツ類の肩の片方がカーテン生地にくっついてしまうという難点があります。(ちなみに我が家では、半年に1回くらいのペースでレースカーテンや遮光カーテンを洗濯しておりますが)
我が家では洗濯機の脱水後、さらに高速脱水機にかけて水気を絞り出してから干すようにしてるので、こうした場合でもカーテン生地にさほど湿り気を与えてしまうことはほとんどありません。
高速脱水機についてはこちらもご参考に。
ただし、カーテン生地に触れているほうの袖の脇下などの乾きが、反対側に比べて遅くなることが多いので、時間を見てハンガーの向きを変えて掛けなおすなどのひと手間が必要になります。
できるだけカーテンに触れる部分を減らせないかと思案した結果、手前側レールにS字フックを数本引っ掛け、そこに太パイプ(ここでは本来の設置方法が効かなくなり使えなくなった直径3cm強のつっぱり棒)を通して、にわかハンガー掛けスペースをこしらえることにしました。
上の写真ではちょっと見難いですが、S字フックにはごく普通にホームセンターなどで売られているスチール製のものを使っています。特別コレでなくてはならないというわけではありませんが、ご参考までにサイズを併記しておきます:
これだと、縦方向のサイズやフック部分の内径はなんとか充分なのですが、やはり問題は奥行き。レールに直接引っ掛けるのに比べればまだカーテン生地へのくっつきはやや少なくなりますが、そもそも大人用の衣類は肩幅が広いので。せめてS字フックの上部分だけでも、もっと奥行きを深くすることができればなあ・・・。
いずれにしても、窓辺に干すことを考えれば、やはり壁からはこれくらいの出幅がないと苦しいかな。
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ウチの窓枠まわりにこういうユニットを取り付けられるだけの余裕があるといいんですが・・・。賃貸住まいよりはむしろ戸建て向きかなとも思います。
というわけで、その後幾度となく部屋干しを繰り返すたびに研究を進めた結果、梅雨まっただ中の6月に入ってようやく改良バージョンを見出す恵みに預かりました。
それがこちら。
空いたシャツハンガーを上述の太パイプに吊るし、そこに乾かすべき衣類ハンガーを掛けてみたところです。
わが家で使っているこの白い樹脂製ハンガーは、肩ひもの付いた衣類なども干しやすいようハンガーバーの両端にフックが付いていることもあり、これを利用することでカーテンやガラス面から肩幅分(約30cmくらい)は離して干せるというメリットがあることにも気づきました。
パイプに引っ掛けるだけのハンガーは、一方の肩をガラス側に突っ張らせるようにすれば動きません。なお、ハンガーフックの向きは上写真のように開いた方を手前に向けるほうが、ぐらつかず安定して使えます。
こうするとパイプから吊るしたハンガー1本あたり2枚前後のシャツ類が干せるのでスペースの節約にも役立ちます。
市販の〇連ハンガーのようにもっとたくさん掛けてみたくもなりますが、部屋干しの場合は外干しの時以上に、洗濯物同士の間隔をできるだけ広めにとるほうが乾きが早いのと、カーテンレールの強度に対する配慮から、なるべく1〜2枚にとどめるのがベターではないかと思っています。
現在、パイプから吊るすのに大人用のハンガーを使っていますが、片側がガラス面につっかえるスタイルゆえに、ハンガーバーがわずかながら傾きやすく、複数本のシャツハンガーを干そうとするとバーの上で滑ったりズレやすいという難点が見られますので(※肩紐用のフック部分に掛けたハンガーはほとんど動かず安心ですが)、百円ショップなどでもっと肩幅の狭い子供用かベビー用のコンパクトなハンガーを買って使ってみようか、などと家族と話し合っています。
【追記: 2022年4月14日】
最近は、パイプから吊るすハンガーをこちらのタイプに変えてみました。 肩幅が伸び縮みできて、しかも5連ハンガーとしても使える一品。 やはりダイソーで見つけた品です。
上の写真では、直接衣類を干すためのもの2本(水色&ピンク)と、その2本を掛けるための1本(グレー)の計3本を使った干し方の例です。
干す量や、設けたい間隔によっては、5連ハンガー下部に並ぶ穴だけでなく、ハンガー枠の上下をつなぐ棒の根元だとか、伸ばしたアームの先端などを活用することもできます。
なお、アームを伸ばした先に衣類ハンガーを掛けたい時は、洗濯ばさみを留めてズリ落ちを防ぐようにしています。
半年くらいまでは淡いブルーとピンクの2色だけでしたが、最近は淡いグレーのみ販売されているようです。 これはこれで落ち着いた色味でインテリアにもなじみやすくていいですね。