暮らしなもん

衣・食・住で日々出会う品々とのおつきあい帳

ダイソーの温湿度計のアラーム音が私には優しすぎた

かれこれ20年ほど使っていたアナログ式の目覚まし時計が、近頃肝心のアラーム機能をサボるようになりました。

 

背面のアラーム用「入・切レバー」を全力で「入」に押し上げるにも拘らず、指示した時刻になっても無言で知らんぷり。

 

時計機能そのものは正常に動いているから、全く使えないわけではない。でも、定時に鳴ってくれない。 そればかりか、軽く叩きでもすれば、ハッと思い出したかのように鳴り始めるという、目覚まし時計としてあるまじき振る舞いが目立って来ました。

 

自力で修理も試みましたが徒労に終わり、観念して新しいものに買い換えることに。まあ目覚まし機能さえあれば小ぶりのコンパクトなものでもいいからと、いつものごとくネットで品定めしているうちに目に止まったのが、あのダイソーから500円(税別)で出ている、温湿度計付きのデジタルアラームでした。

 

真冬以外は何かと湿気に悩まされている住まいなので、温湿度計はひとつあるといいなと思っていました。 それに目覚まし機能が付いているなら、申し分ありません。 

 

前はアナログの文字盤とベル音の組み合わせだったけど、この際デジタル表示と電子音でも全然大丈夫。 けたたましいベルの音で飛び起きるよりは、ピピピの電子音で起こしてもらうほうが心臓にも良いだろうし、ネットでの評判も上々だったし、手頃な価格にも引かれ早速購入。

 

ダイソーのデジタル式温湿度計とパッケージ

ダイソーのデジタル式温湿度計とパッケージ

初め、時刻やアラームの設定で「MODEボタンの長押し」をどれくらい長く押せばいいのがコツが分からず、まさか不良品では?と焦りましたが、ほどなく一通り設定完了。

 

ダイニングの蛍光灯の下ではこんな感じ

ダイニングの蛍光灯の下ではこんな感じ。
クマのこぼねちゃんと馬のさくらちゃんも気に入った様子。

お手軽な価格の品ですから当然と言えば当然ですが、液晶画面にバックライト機能は付いていません。

 

だから夜中に暗闇で時間を確かめたくなったら・・・我が家で長年愛用しているペンライトで照らすことにしました。

ペンライトで液晶画面を照らしてみた

手元のペンライトで液晶画面を照らしてみた

 

本体にライトが付いていなくても、これくらいの明かりがあれば充分。

暗闇でも充分、時刻を確認できます

暗闇でも充分、時刻を確認できます

温度や湿度の表示も素早いし、それぞれ上がったか下がったかの矢印まで出してくれる。曜日までは出さないけど年月日のカレンダー表示もしてくれる。 設定すれば毎正時に電子音で知らせることもできる。

 

期待していたアラーム音も、程よく心地よい音量で、ゆっくりしたテンポから次第に間隔が詰まっていくというスタイル。 スヌーズボタンを押せば5分後にはまた鳴り出してくれるから、二度寝のクセがある者にも安心。

 

あとは目覚まし機能で毎朝さわやかな目覚めをもたらしてくれることを期待・・・していたのですが・・・。

 

画面右寄りにあるベルの形をしたアイコンが、アラーム機能がONになっている状態。

画面右寄りのベル型アイコンが出ていれば、アラーム機能がONになっている状態。

実は、初めてこの目覚ましをセットして眠りについた翌朝、

「ん?・・・もうそろそろ鳴るかな?」

と気になって、セットした時刻より早く目が覚めた後に電子音が鳴るのを確かめた時以降、この音でまともに起こしてもらったことがありません。

 

長年、醒めぎわの夢を蹴散らすような容赦のないザリザリと響くベル音の目覚まし時計に慣れてきたせいでしょうか、このダイソーのアラームは私には優しすぎて、せっかく鳴らしてくれても鳴ったことに気づかないのです。

 

そのくせ「ん?鳴ったかな?」と気になって画面を覗くと、セットした時間を既に5分から10分くらい過ぎている。 過ぎていればスヌーズボタンを押すチャンスもなく、再セットも二度寝もできません。 落胆の思いで嫌でも目が覚めます。

 

逆に、セットした時刻の手前で目覚めてしまった時は、もうそろそろ鳴るぞーと思いながらふっと寝入ってしまい、ハッと目覚めたときにはまたもアラーム音を聞き逃したことに気づき、やりきれない気持ちで起き上がる・・・。 

 

どうやらこの時計のアラームに採用されている、鳴り出して2分後には自動で止まる、という親切設計が筆者にとってはアダになっているのかも知れません。 以前使っていたベル音付きの目覚ましは、ザリザリ音が5分は続いていましたから。

 

そういう訳で最近は、「明日こそ、ダイソーの目覚ましの電子音で目覚めたい!!」と願いながら床に就き、翌朝「ああ今日もあのお気に入りの電子音が聞けなかった・・・」と悔みながら起床するという、妙なパターンを繰り返しております。

 

この話はこちらに続きます:

 

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