暮らしなもん

衣・食・住で日々出会う品々とのおつきあい帳

引越し直前の通話不能!13年もの「おたっくす」の買い替え顛末

突然の通話不能

住居費と間取りのダウンサイジングという目的を叶えるべく数年の部屋探しの後にようやく落ち着く先が決まったまでは良かったのですが、これから各方面への電話連絡や手続に入ろうとした思った矢先、ウチの13年もののパナソニック製おたっくす【KX-PW503DL】が早朝からいきなり不調に陥るというアクシデントに見舞われました。

 

確かに近年、液晶の文字や数字は読み取れないほど薄くなり、設定したはずの着信メロディは普通のトゥルルルに戻るなど老朽化が目立って来ていたとはいえ、まさかこのタイミングで壊れるとは・・・。それも前の晩まではまともに外部と話ができたというのに。

 

 

問題の諸症状をまとめると以下のようになります:

  • 受話器を取って耳に当てたとき、通話可能な状態を示す「ツー音」がしない。
  • 幾たびか受話器を上げ下ろししている間に、ようやくツー音が聞こえたと思うと、どこにもダイヤルしていないうちから「プープー音」(話中)に変わってしまう
  • 時折ぷちぷちと雑音が入ることもあれば、無音のまままだったり、しばしの間置いていた受話器を上げたとたんにブチブチッと大きな雑音が入ったり

 

当然ながら、プープーという話中音が聞こえている間はどこの番号にも繋がりません。仕事柄使うのはPCメールばかりで 携帯は持っていないので青くなりました。

 

我が家ではKDDIのホームプラス電話を使っているので、まずは通信障害を疑ってインターネット上のサポートサイトを確認したものの、それらしい告知は無し。

 

半ばパニックになって私がネット上であれこれ調べているうちに、母が受話器を上げ下ろししていると間もなくふつうに「ツー音(通話可能状態)」が復旧。そのまま引越し業者に連絡し引越し日の予約と見積もりの依頼を取り付けました。

 

その後しばらくの間は、退去の申し出をするため前回お世話になった仲介業者にかけたり、KDDIのサポートに問い合わせたりする際に何とか通じました。しかしその後は受話器を取った直後は「ツー」でも間もなく「プープー」の話中音になってしまうという不安定な現象が続きます・・・

 

KDDIのサポート窓口との相談では、ウチの固定電話で問題が生じたときと同じ時間帯のこのエリアでの電波状況に異常はなかったとのこと。

 

  • トラブルの間も終始、ホームプラスのアダプタなる白い箱のランプは正常に点いていたので、電波は確実に届いている。
  • となるとアダプタをつなぐ線か、電話機本体の異常かという可能性が残る。

 

サポート担当の女性はとても親切・丁寧で、ファックス機の製造元であるパナソニックの相談窓口(フリーダイヤル)まで教えてくれましたが、まずは電話機とホームプラスアダプタをつなぐケーブルを取り替えたり、抜き差しを繰り返してみました。

 

しかし結果は同じ。抜き差しした直後は「ツー」が聞こえるものの、十数秒後には話中音の「プープー」に変わって、以後は事実上の無音状態に。(抜き差し直後のツー音状態のときに、KDDIへの接続確認番号0077-7156にかけてみると、正常につながっている旨の音声が日本語と英語で聞こえましたが、受話器を下ろして再び取ると話中音に・・・。)

 

 要するに、電話機そのものの故障ということなんですね。

 

代わりに選んだモデル

そうと分かった以上は、代替品を求めるしか他に道はありません。奇しくも壊れたファックス機を求めたときと同じホームセンターから出たばかりのチラシを見ると、目玉商品として同じパナソニックの「おたっくす」シリーズの最新モデルが載っていました。

 

それと同じ製品はこちら:

 

夕方、母と一緒にホームセンターに向かい購入、夕食後すぐにインクフィルムを取り付けたりするなど準備して接続。「天気予報177」はもちろん「KDDI接続試験」も無事つながり一安心。

 

旧モデルではとうの昔に使い物にならなくなっていた子機もしっかり1台付属。かえってこうなって良かったかも知れないなどと思いつつ、充電台にセットしました。

  

我が家の固定電話スペースにすんなり収まった【パナソニックKX-PD205DL】。右の白い箱はKDDIホームプラス電話のアダプタです。

我が家の固定電話スペースにすんなり収まった【パナソニックKX-PD205DL】。右の白い箱はKDDIホームプラス電話のアダプタです。

 

同じメーカー品である上に、壊れたものと同じ系統なので基本的な操作方法も同じ部分が多いようで、さほど戸惑うことなく使えそうです。

 

13年前のモデルとの比較 

十数年前のモデルと比べてみて、ずいぶん進化したなーと思ったのは、まずその大きさと軽さ。旧機本体は既に自治体で定める方法に従い不燃ごみとして出してしまったので、外箱だけではありますが並べて比較してみるとこうなります:

f:id:kautabi:20180108100841j:plain

外箱から見た新旧の大きさ比較。【左】今回購入した新型KX-PD205DL。【右】約13年間使い続けた旧型KX-PW503DL。(※引越しの際の荷物の梱包用に何度か使ったためいろいろ文字を書き込んだ跡が残っております)

  その他、これに代えて良かったと思った点は

  • 液晶画面の色が、かつての背景オレンジ×文字ブラック系から淡いパープルを帯びたような背景ホワイト×文字ネイビーブルー系変わって見やすくなったこと。
  • ダイヤルの数字ボタンが大きくなったこと。
  • 用紙スタンドが折りたたみ式になり、普段は上ぶたの下にコンパクトに収納しておけること。
  • 招かれざる電話を退けるのに便利なあんしん応答」機能通話拒否ボタンが備わっていること。
  • 通常の録音機能に加え、通話終了時点から約10分前までさかのぼって会話を録音できる前から録音」機能が付いていること。(要件を再確認したいときに便利。特に怪しげな営業電話には)

 でした。本体カラーは白しか無いようですが、ホームプラスアダプタも白ですので並べて置いても違和感が無くてちょうど良かったです・・・。

 

今回は引っ越しの手続を控えて急いでいたので近所で買いましたが、このモデルはもちろんネットでも多くのお店で扱っています。機能も必要充分で使い勝手のよさも概ね好評のようです。