最近リピート買いしてしまった飴・キャンディ8選
記録的な猛暑日が続いた今年の夏は、熱中症を防ぐために水分だけでなく塩分も補給すべしとの注意喚起が例年以上に繰り返された夏でもありました。
梅干しなら健康維持のために夏冬問わず毎日ひとり1個は食している我が家ですが、熱中症対策もとなるとやはり数が圧倒的に足りなくなってきます。そこで、もっと手軽に塩気を補える手段として塩あめとかレモン風味を利かせた熱中症対策用のキャンデイのたぐいを利用することが多くなり、友人・知人との間でそうした飴類をやりとりする機会もぐっと増えてきました。
もらった飴で気に入ったものがあればネットでその商品名や製造元を確かめ、スーパーでの買い物のついでに飴売り場に立ち寄るなどしているうちに、いつの間にか本来の目的とはあまり関係のないタイプの飴もひとつふたつと試すように。
ふと気がつくと、それまでほとんど関心がなかったはずの多種多様な飴の世界にじわじわとハマり、ついには食卓にこんな飴専用の容器まで置くようになってしまいました。
筆者が幼い頃、飴と言えば今も根強い人気の味覚糖の「純露」とかサクマの「いちごみるく」をよく口にしていた覚えがありますが、やがて成長と共にお菓子の好みがチョコ菓子やクッキー、あんパンなどに向かうようになり、キャンディやガム類には見向きもしない時期がかなり長く続きました。
こうして熱中症対策がきっかけでウン数年ぶりに飴売り場の前に立ち商品を見渡してみると、ロゴやパッケージに懐かしさを覚えるロングセラーも見られて思わずホッとする一方で、かつての昭和の時代に見慣れた駄菓子風の飴のイメージからは考えられないような、目がチカチカするほどの華々しくカラフルな体裁の袋で素材選びや風味の良さをアピールする商品が増えたことにも少なからず驚かされます。
という訳で今回は、昨今の飴やキャンディの世界に関しては言わば今浦島状態にある筆者がここ数ヶ月の間にいろいろと試してみた中で、一家そろってリピーターになるほどのお気に入りとなった商品をランキング形式でご紹介してみようと思います。
最近我が家でリピート買いしてしまった飴・キャンディ8選
第8位:パインあめ / ジンジャーエールあめ
発売からやがて60年以上にもなるというロングセラー中のロングセラーという話ですが、筆者にはどういうわけか子どもの頃にこの飴を見かけたりもらったり買って食べたりした記憶がありません。果物の中でパイナップルはさほど好きではなかったのと、当時住んでいた地域がメーカーの販売網からたまたま外れていて、この品を置いているお店が極端に少なかったからではないかと推察されます。
ただ実際に口にしてみれば、パイン独特の甘酸っぱさを活かした素朴な味わいは確かに魅力的で、ファンが多いのも頷けます。輪切りのパインを模した、中心に穴の開いた形も食べやすいですね。噛まずにじっと口の中に含んだままにしていると、だんだんと平座金のような小さく細い輪っかに変化していくのも面白いです。
ただ個人的には後味に少し苦みが残るのが気になるかな。どちらかというとこの本家パイン味よりはその姉妹品でファミリーマート限定のジンジャーエールあめのほうが、昔飲んだ「カナダドライ」の味を思い起こさせる程よい甘みと炭酸の風味のバランスが良くて好きです。
第7位:リボン たっぷりフルーツキャンディ
フルーツ味の飴もたくさん種類があり甲乙付けがたいところがありますが、それぞれの果物の本来の味や香りをうまく再現していると感じたのがこちらの商品。
袋のデザインは華やかですがネーミングがやや地味なせいか、店頭でも目立つようで目立たない品のように思われるのがちょっと残念。でも、定番のいちごやぶどうをはじめピーチ、レモン、りんごも含めた5種類の味が楽しめるのはうれしいポイントです。
このうち筆者のお気に入りはりんご。数あるフルーツキャンディ商品でもありそうでない味で、本物のりんごに近い甘酸っぱさがしっかり表現されているのも魅力です。
形はやや小ぶりの球体(ロッテの小梅シリーズと同じくらいの大きさ)。個人的にはもっと平たい形か楕円形のほうが食べやすいのにな・・・と思うことがあります。
第6位:不二家 レモンスカッシュキャンディ
第5位:カンロ まるごとしぼったぶどうのど飴
絵本のワンシーンのようなナチュラルで可愛らしく、またおしゃれなパッケージデザインが目を引くぶどう味ののど飴です。
知人からのおすそ分けで出会った商品ですが、一般的なのど飴に多い、喉元に残って時に不快なこともあるハッカのようなスースー感が少なく、ぶどうの風味豊かなふつうの飴と同じように楽しめるのもいいですね。
飴の形状にも工夫が凝らされており、中央にくぼみを持たせた独特の平たい楕円形のおかげで、舌先になじみやすく長く味わえるのも魅力だと思います。(パッケージ表側の左下に添えられたイラスト参照)
第4位:味覚糖 塩あずき
ウチの母に限らず、小豆あん入りの和菓子をはじめぜんざい、お汁粉の類に目がないという方は、飴売り場でこの手の品が並んでいたらまず見過ごすことはできないと思われる、まさに小豆づくしのひと品です。熱中症を防ぐため塩分の補給も兼ねてこちらもたびたびリピートしました。
本物のゆであずきと見まごうばかりの鮮明な小豆の写真をのせた個包装が放つイメージに違わず、飴の外も内も炊いた小豆の濃厚な甘みがしっかり感じられ、香りも豊か。
それほど甘党ではない筆者からすると、甘さも塩気ももうすこし少しあっさりと薄めにしてもらうほうが良さそうな気もしていますが、ウチの母は「ちょうどいい!」と申しております。
第3位:川口製菓 いちごミルクちゃん
筆者宅の近隣ではコスモスドラッグという薬局チェーン店でしか見かけない貴重な一品、いちごヨーグルト風味のキャンデイ「いちごミルクちゃん」。
いちご風味のキャンディやジャム入り菓子パンの中にはいかにも「いちご的」な香料が強調されたものも多く見られますが、こちらの飴はさほどしつこい香りはなく、ミルクキャンディーをベースに福岡産あまおう苺と乳酸菌を加えたことで生まれたという程よい甘酸っぱさとフルーティーな味わいが特徴です。一般的な袋入りキャンディに比べて粒が大きめで、食べやすい平らなフォルムも気に入っています。
当然ネットでも売られているものと思い込んでいたら、さにあらず。姉妹品の「みかんちゃん」や「さくらんぼちゃん」を扱っているショッピングモールは多いのに、どういうわけかこちらの「いちごミルクちゃん」だけは、2018年9月現在どこのネットショップにも置いていません。川口製菓のメーカーサイトを拝見すると比較的新しい商品のようでもあるのでまだ広範囲には出回っていないということでしょうか。
第2位:味覚糖 特濃ミルク8.2
あえて色数を抑えた主張し過ぎないデザインがかえって昨今の彩り豊かな飴売り場で存在感を放っている、濃厚ミルク風味のキャンディです。
個人的には牛乳というと低脂肪乳のようなあっさり&さっぱり系の風味のものが好みで、練乳やバターのごとき濃厚さをうたった乳製品は苦手。そのため、飴売り場をたびたび訪れるようになった初めの頃はこの品に対しても自分から進んで手を伸ばすことはありませんでした。
・・・が、ある日知人から一つもらって口にした途端、それまでの「ミルクキャンディー」に対する先入観が一変。確かに濃厚ではありますが、鼻に抜けるにおいにバター臭さのようなしつこさもなく、後味のいいマイルドな甘さに一家揃ってすっかりハマってしまいました。
以前からのファンの方はご存知と思いますが、このシリーズは姉妹品も豊富で、配合される成分によっては「機能性標示食品」の表記が認められている品も見受けられます。ちなみにウチの母は大豆イソフラボンを強化したというラムレーズン味がお気に入り。(ミルク風味オンリーのものより少々値が張るのでそうしょっちゅうは買えませんが・・・)
最近試した姉妹品の中では、こちらの抹茶味も美味しかったです。こちらは機能性うんぬんの表記は付かないごく普通の抹茶味バージョンといった感じの商品ながら、食べている間もその後も、抹茶スイーツにありがちな変な渋みや苦味が残ったりしない、ミルク風味とのバランスも絶妙な美味しさに仕上がっていると思います。
元祖・特濃ミルクに比べれば、デザインも袋の素材もかなり高級感のあるパッケージです。粉茶やインスタント緑茶などと取り違えないよう、くれぐれもご注意ください。
そして、栄えある第1位は・・・
と、行きたいところですが、詳しくは次回の記事でご紹介したいと思っています。お楽しみに・・・。