暮らしなもん

衣・食・住で日々出会う品々とのおつきあい帳

1か月で脱WindowsしてLinuxに移行した【その1.経緯】を手短にまとめてみました

通算10回目の引越し後、新居で初めて迎えたゴールデンウィーク中に、パソコンの中身も大移動することになりました。

 

思えばNECPC-98シリーズ以来、「Me」、「XP」、そして「7」まで、20年以上の長きに渡りお世話になってきたWindows環境Microsoftによる「7」のサポート終了日が2020年1月中旬と間近に迫る中、いろいろ検討した末に「10」へのバージョンアップはせず、それまで全く見たことも触れたこともなかった「Linux OS」に移行することを決めたわけです。

 

住まいに続いてまさかパソコンのOSまで引っ越すことになろうとは、ほんの半年前までは思ってもみませんでしたが…。 

 Linux Mintの起動画面を見つめるうろこちゃん

Linux Mintの起動画面を見つめるうろこちゃん 「.....」

 

Linux導入のいきさつ

理由を語りだすと長くなりそうなので以下に要点を以下にまとめてみました。いずれにせよその大半は、昨今のWindows7を取り巻く状況によるところが大きいです。

  1. Windows7のサポート期限(2020年1月)にはまだ余裕がある(2018年春現在)ものの、早いうちになんとかしたいという気持ちになった
  2. 近年の毎月定例となっているWindows更新プログラム関連のトラブル続きがだんだん怖くなってきた(幸い、再起動ループ等の症状にはまだ出会っていないが、入れていいKBとそうでないものを確かめたり等々で時間を取られるのに疲れた)
  3. 2016年半ばに噴出したWindows10への強制アップグレード問題で、対策に追われ散々な思いをしたこともあり、積極的に導入しようという気にはなれない
  4. 有料セキュリティソフトの更新まで残り数カ月となり、Windows10への移行を決めかねている段階で継続するかどうか迷っていた

Linux導入を決める以前に、まず考えたこと

実は私にとってLinuxの導入を考えたのは今回が初めてではありません。はるか昔のことになりますが、Windows環境に慣れたころ創刊されたばかりの「日経Linux」誌を気まぐれに求めたのがLinuxとの運命の(?)出会いでした。

 

ところが雑誌のどこをめくってもプログラミングに詳しい人なら難なく分かりそうな話ばかりで、Windowsでさえやっとの初心者には初めから終わりまでちんぷんかんぷん。当時最新版のLinuxOSが収録されていた付録CD-ROMもとうとう一度も見ることなく雑誌本体と一緒に処分してしまって以来、それっきりでした。

 

さて、現時点で使用中のWindows7マシンにはこれといった不調は見られません。起動も終了もスムーズだし、目立ったトラブルも無い。それなのに、Windows Updateが毎月定例となったあたりから何かと煩わしくなって来た上に、いずれやってくるサポート切れの後は安心してネット接続ができなくなって事実上使いものにならなくなることを考えると…。

 

これはXPのときにも経験したことですが、パソコン自体は壊れておらず

まだまだ使えるのに、ある日を境に

使えない道具にされてしまうということは、

何とももったいないし、悔しいものです。

 

この先もWindowsを使い続けていく限り、こんなことを繰り返していくのかと思うと、私が知る限りあまり芳しい評判を聞かない「10」に乗り換える意欲も元気もなくなって来ます。日に日に重さを増す切ない想いを抱きつつ、「7」の後任を探し始めました。

 

まず、候補に挙がったのは次のようなもの。当然ながらこの段階でLinuxは全くの未知の世界であったので登場しません。: 

    1. Macへの移行→Windows10の強制アップグレート問題に憤慨して乗り換えたという元Winユーザーの噂を聞いて以来興味はあった。(しかし、相変わらずあまりに高価なのでやっぱり断念)
    2. Windows10のOS単体の購入(一万数千円)
      • あるいは、Windows10搭載のパソコンの購入(.....やはり予算が.....)
    3. Google Chrome OS (Chromium OS)の上書きインストール (すでに一部の大手企業の社内用パソコンには導入済みとの話も聞かれる)

 

上の3つのうち、最も食指が動いたのはChromium OSの導入でした。でも実際に使う際はグーグルアカウントへのログインが必要なこと、基本的にWeb閲覧やメールチェック、クラウド作業くらいはOKだけどこれまでWindowsで愛用してきたソフトなどは使えなくなる可能性が大とかで、今使っているパソコンの完全な代用にはなりそうにないことがわかってガッカリ。

 

ここでいったん乗り換え案は出尽くしに。こうなるとWindows7が使えなくなった後、本当に、ほかに何の救済策も存在しないのであるならば、「10」への移行も致し方ないと思うまでになりました。

 

そうこうしているうちに見えてきた選択肢

「10」を入れて引き続きWindows環境下でパソコンを使うか、

それともWindows以外のOSに切り替えるか。

 

諦めてはまた奮い立ち、いろんな角度から可能性を検討し調べていく内に、かつてXPモデルがサポート切れとなった頃、Linux OSを上書きインストールすることで脱Windows環境を実現したり、Windowsを残しながらLinuxと共存させる「デュアルブートという方法で便利に活用している人々もいることが分かってきました。

 

私もかつてXPユーザーだったのですが、ちょうどそのサポート切れの1年前くらいにほぼ新品のWin7マシンを譲り受けたのでXP機は不要となり、予備のパソコンとして押入れの奥にしまいこんでしまってからはWin7マシンに専念。

 

以降、XPのサポート切れ問題に触れることもなく、まして別のOSと入れ替えることでネット接続を含めた再利用も可能であるなんてことはその時想像だにしていなかったのであります。

 

自分のWin7機でもLinuxが入るのか?調査開始

Windowsへの新たな可能性を見い出してからは、かつてそれ専門の創刊誌を投げ捨てたことも忘れて「Linuxとは何ぞ」というところからお勉強を始めました。

 

LinuxWindowsの間での、基本的なファイル名やディレクトリ構造の違いとか、Windowsでは当たり前になっている事柄と、Linux環境での常識とのズレとか。

 

周囲にはLinuxについて教えてくれるヒトはいませんが、幸いにもネットで探せば丁寧に解説してくれる情報サイトや個人ブログがわんさとありますので、情報源には不自由しませんでした。

 

とにかく私として徹底的に確かめたかったのは、大きく分けると次の2点:

  • Linux環境でのパソコン操作に、自分の頭が対応できるか
  • Linux環境に入れ替えた後の、Win7パソコンがまともに動くか

 

ネットを通じていろいろ親切に教えてくれる見知らぬ諸先輩方は、折りに触れこちらが思っているほどLinuxの導入が難しいものではないことを伝えて安心と勇気を与えてくれましたが、

『そうは言っても、このパソコンではうまく行くだろうか』

との不安がいつも付きまとっていました。

 

「Me」や「XP」を使っていた頃に数回経験したリカバリ作業もやっとだったのに、今まで使ったこともないOSに入れ替えるなんて大それたことが、自分自身にも、そしてこのパソコンにも可能なのだろうか…。

 

しかし、できるかできないか、確かめる必要がある。

コレがダメならもう、白旗上げてWindows10を買うしかないのだから・・・との覚悟の上で、とにかくその後のおよそひと月の間、仕事片手間にひたすら調べまくりました。

 

そしてもしインストールが可能であるとの確信が持てれば、その実施は、自分も家族も仕事関連も休みに入って世の動きが鈍くなる、5月の大型連休期間中にと目標を定めて。

 

もともと家族そろって人混みや交通渋滞が苦手なタチですから、こういう国民的な休暇シーズンには外に出かける趣味も習慣もいっさいナシ。だから、誰からの反対を受けることもなく、また誰を妬むこともなく、安心して家の中に引き退いてパソコンに向きあえると言うわけです。

 

まさに、パソコン生活始まって以来の大仕事を実行に移すには、この晩春の長々しい休暇の季節は絶好のチャンスだと思いました。

 

次回の記事では、Linux導入の可能性が少しずつ見えてきた段階で、それでもなお次々と湧き上がる疑問点の数々と向き合いつつも、インストールに必要なものの準備を進めたプロセスについてご紹介します。 

 

Linux起動後の画面とうろこちゃん

ここに来るまでには、いろいろあったんだよー。(うろこ談)
(つづく)