暮らしなもん

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三菱製紙パック式掃除機【 Be-K 】TC-FXG5J-Aのヘッドまわりの検証

このたび晴れて サイクロン式から紙パック式への買い替えを果たした我が家・・・ですが、ウチの母にとって最大の気がかりであった「ヘッドのかちゃ・がちゃ(上げ下ろしの際の音の程度)」はどうだったのかを含め、このモデルの使い勝手を、ヘッド周りを中心にいろんな角度から検証してみました。  

 

「ビケイ TC-FXG5J-A」のヘッドの外観

  まずは、本品のヘッド(タービンブラシ)を正面・真横・背面から見た図を並べてみます。販売サイトなどの写真で見るより、実物はずっと幅は狭く奥行きは浅く、コンパクトだなという感じを受けました。

正面
真横
背面
正面と真横には、ホコリを効率よく吸込めるよう広めの切り欠きが設けられています。

 続いて、ヘッドの裏面のつくり。

前方3か所の薄い茶色の部分は、我が家で防音用に貼ったフェルト素材です。(正規の付属品ではありませんのでご注意ください)

ヘッド(タービンブラシ)裏面の様子

ヘッド裏面。駆動時のエアーでのみ動く回転ブラシが付いています。後ろの青いモール素材が貼ってある部分は「拭きブラシ」とか。最後尾の黒い部分は「後ろローラー(ゴムやシリコンなどではなく一応硬質のプラスチック製です)」。

実物が届いて一目見たとき正直「惜しいな」と思ったのは、床に触れる際の防音に役立つはずの"毛足の長い素材もしくは生地"が、このヘッドには後端にしか貼られておらず(青い部分)、前端や小ローラー部分は硬質プラスチック素材そのままだった点です。

 

それまで使っていたサイクロン式掃除機(2003年購入の東芝製)はいろいろ不満があったとは言え、ヘッド裏の大小のローラー含めほぼ全面にそういった生地が貼ってありました・・・だからといってそれが上げ下ろしの際の音の問題の解決に役立ったわけではありませんでしたが。

 

少しでもカチャカチャ音が少なくなるようにと、我が家で使うほとんどの掃除機にはそうしていた通り、今回も樹脂素材がむきだしになっている部分には、ダイニングチェアー等の脚裏などによく使う防音・床キズ防止用のフェルトを貼っておきました。(薄茶色の部分)

 

実際の上げ下ろしの音は?

さて、「床にぴったり付けた状態から持ち上げたとき」と、逆に「浮かせた状態から床上に戻したとき」の動作に伴う音はどうだったかと言うと、それまで使っていた掃除機よりは「まずまず小さめ」だったのでホッとしました。

 

コロ(ローラー)はヘッド裏面の前端に小さめのが2個、後端に幅広タイプが1個の計3個が備わっていますが、我が家の場合はフローリング床の上を転がしてもその音はさほど気になりませんでした。床材によってはゴロゴロ音が響くなど気になることがあるかも知れません。

ヘッドを床に付けた状態
ヘッドを浮かせたとき
ヘッド上げ下ろしの際の様子。パイプが床に対し垂直に近いときほど、ヘッドが水平に近い状態を保ちやすく「かちゃ/がちゃ」の音もしにくくなることが多いです(いつもではありません)。

 これは、今まで使っていた掃除機に比べ、ヘッドが軽めのつくりであったことと、その根元の上下方向の回転角度や遊びが少なめであったことが幸いしたように思います。

 

ヘッドとパイプ、ばらしたときの状態

ヘッドをパイプから取り外した状態図。ボタンでカチッと嵌まるようになっているので、低価格品の掃除機にありがちな「ヘッドがパイプから素抜ける」心配がないのもうれしいポイントです。

ヘッドが重たいと上げ下ろしの動作に勢いがついて、床に置いたときに「がちゃ!」となりやすいし、ヘッドの倒れる角度が大きければ振れも大きくなり、ちょっと浮かせただけでも「かちゃ!」と鳴ることが多くなります・・・。

 

ちなみにこのモデル「ビケイ TC-FXG5J-A」の場合、ヘッドを床にくっつけている間に、パイプ側をあまり寝かせないで垂直に近い状態に立ててから持ち上げると、床置きした時のように「ほぼ水平」もしくは「わずかに前傾」を保ったまま持ち上がりやすく、したがって余計なカチャカチャ音がしにくくなるケースが多い・・・というのも使っているうちに分かってきました。

 

このヘッドの設計・開発に当たった方がそこまで配慮されたかどうかは分かりませんが、とにかく我が家にとってはありがたい構造でした。

 

ちょっと気になる「別の音」

上げ下ろしの際の音はまずまずだったとは言え、このヘッドの構造ゆえに生じる「気になる音」があります。

 

その発生源というのは、たぶんヘッド内側で吸込む空気の力で自然と回るようにつくられている、らせん状の大きなブラシ。

 

再び「ビケイ TC-FXG5J-A」のヘッド裏側部分のアップ写真。茶色の四角いフェルト素材は我が家で防音の助けとするべく貼ったもので、正規品のヘッドには付いていませんのであしからず


 我が家の床はフローリングと畳とクッションフロアしかないので、吸込力の設定は「弱」だけで充分なのですが、それでも(約)58dB(メーカー取扱説明書の仕様による)となかなかの運転音が生じます。

 

どちらかというと中・高音域の音が複数混ざり合ったような、一般的な掃除機特有の音なのですが、これと一緒にどこからか重低音級のうなり声のような音がときにかすかに、ときにはっきりと聞き取れる・・・

 

音の元をたどっていくと、どうやら運転中に床につけたヘッドの内側で一生懸命回転してチリ・ホコリを取り込んでくれている、このタービンブラシの回る音のようなのです。

 

その音とは、ちょうど日テレ系のバラエティ番組「深イイ話」でよく耳にする『うーん』という効果音と良く似ています。マシン自体の運転音に紛れて気にならないこともありますが、時にはまるで機嫌を損ねた犬が発する時の声にも似た「ぐるるる」という低めの回転音と共に、かすかな振動が手元に伝わってくることもあります。

 

だから最初、掃除機をかけながらこの音の響きを耳にしたとき、少々不気味に感じコワくなったのは言うまでもありませんが、数か月経った今ではだいぶ慣れました。ヘッドや本体だけでなく手元の操作部分も、昔のナショナルのキャニスターシリーズに比べれば大幅に軽めにつくられているので取り回しが楽だし、何よりヘッドの上げ下ろしの際の「かちゃ・がちゃ」をあまり気にしないで掃除ができるようになったのはありがたいことだと思っています。