母の液晶モニタ&キーボードカバー
かねてから日本人は何にでもカバーを掛けたり覆ったりするのが好き、とよく言われてきました。確かに自分の子供の頃を思うとホコリよけと称した布小物を家の内外で良く見かけたものです。
- 黒電話器のカバー
- トイレのドアノブカバー
- ブラウン管テレビの天面を覆う敷き物...etc.
家電や建築金物のデザインの移り変わりと共に、今ではほとんど見かけなくなったものも多いですね。トイレまわりやソファ関連などのカバー類は今も根強い人気があるようですが・・・。
おしゃれに敏感な友達の家とか、小さな病院などで、いかにもエレガントなフリルやリボンやレース飾りのついたカバーに凝っていた場所がありましたが、あの時代、ウチの場合はそれほどこだわってなかったなーと思いながらふと、母のパソコンデスクを見ると・・・
いつの間にかしっかり掛かっている。それも液晶モニタとキーボードの双方に。
ずいぶん前に何かの景品でもらった、超薄手のハンカチ。
モニタのふちもキーボードも黒なので、ちょっとしたチリやホコリも目立ちやすく気になっていたのでしょう。
54cm角の大判サイズなので、19インチのモニタを余裕で隠せます。キーボードもマウスを寄せれば一緒にカバーできるから、まさにぴったりの大きさでした。
ただ、赤地に白の丸っこいこの抽象的な模様の意味するところが未だよく分からない。
長いことトマトを模したものかと推測していましたが、最近ようやく
『だるまさんの横顔・・・しかも天狗のようなウチワを持っている』と解釈するのが最も有力な説ではないか、と考えるようになりました。
そのことを伝えると使っている当の本人は
「あら、そーお?」
と。そのモチーフの正体についてはまったく無関心の様子。
ホコリよけの機能さえ得られればあとは構わない、という立場のようです。
とは言え、パソコンのモニタとキーボードのカバーをおそろいにするというのは、美観上好ましいアイデアだなあと思ったので、
結局娘もつられて・・・
・・・こうなりました。
母のだるまさん柄と同じ、54cm角の大判ハンカチです。私の液晶モニタはわずかに大きめの20インチですが、やはりカバーとしては充分すぎるくらいゆったり包める大きさでした。
デザイン的にはこちらも何をモチーフにしたのか分からない、どこか世界地図のようにも見えるかなりアブストラクトな絵柄です。同じものがもう1枚あったはずなのですが行方が分からないので、キーボード用にはパイル長短めの小ぶりのタオル(57cm×37cm)にしました。ちなみにこちらは、部分ボーダー柄に某ゴルフフェアブランドのロゴ刺繍が入った頂き物。モニタ用との統一感はまるでありませんが、マウスも一緒にカバーできるので、まあ自分としてはこれで充分です。
ただ・・・正直言うと、ホントはこちらにしたかった・・・
もう何十年前になるでしょうか、祖母が送ってくれた段ボール箱一杯の衣類や布雑貨の中に混じっていたゴブラン織り。本来の用途は分かりませんが多分敷き物だと思います。ちょっと珍しい抽象的なツリー&リーフ柄の珍しさとレトロな味わい深さに惹かれるものがあって、かねてから何かのカバーに使ってみたいなーと狙っておりました。
しかし・・・どういうわけか母が手放さず、ソーイングミシンのホコリよけカバーとして使われております。ミシンそのものは既に購入時に付いて来た半透明のビニールカバーで覆われているのですからそれ以上何もかける必要はないように思えてならないのですが・・・。
さて、こういうパソコン周りのホコリ避けは、手持ちのハンカチやタオル、風呂敷でもどうにか工面できるものだとは思いますが、もう少しきちんと感のある、おしゃれなものが欲しくなったときのために、何かいいメーカー品はないかなーと思って探してみたら、楽天市場でこんな品を見つけました。
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うーむ。合皮製というのがポイントですね。選べる色が豊富に用意されているのも魅力です。ご参考までに・・・。